管楽器メンテナンス

管楽器は日常のお手入れが演奏のクオリティに大きく関わってきます。ロマン楽器では専属リペアマンが皆さまの管楽器ライフをプロの技術でサポートさせていただきます。管楽器の修理、調整、メンテナンスはロマン楽器にお任せください。

木管楽器

※サックス、クラリネット、フルートなど

木管楽器はタンポ（革）、フェルト（羊毛）、コルク（木材）などの天然材料がたくさん使われており、使用環境による変化や季節による環境変化が大きい楽器です。例えばタンポがうまくトーンホールを押さえてくれないと隙間から空気が漏れて正しい音程が出なかったり、欲しい音量が出なかったり、皆さんの努力が報われない結果となってしまいます。是非ともしっかりとメンテナンスをしてベストな状態に整えてください。

金管楽器

※トランペット、トロンボーン、ホルンなど

金管楽器はその名前のごとく、金属の管が複雑に組み合わされて音を出す楽器です。その金属の管の中を空気や呼気に含まれる水蒸気が常に行き来しますので、ピストンやスライドなどに汚れやさびが付着する可能性があります。汚れやさびは不衛生なばかりか、スムーズな動きを妨げる原因となり、演奏の妨げともなります。しっかりと点検や清掃、オイル差しをすることで見違えるように楽器のコンディションが良くなります。

修理の一例

クラリネットのタンポがひどく劣化していました。タンポを交換することで息漏れがなくなり、吹きやすくなりました。タンポは使用状況によって劣化していくものです、定期的な点検・メンテナンスをお勧めします。

技術料：タンポ交換2カ所と全体調整で12,540円（税込）

Before写真の右側のキイ下のトーンホールから光が漏れているのがお分かりになりますか。隙間があり、光が漏れているわけですが、ここから空気が漏れると正しい音程が出ません。調整をしてしっかりとふさがるようにしました。

技術料：バランス調整で7,150円（税込）

マウスピースの凹み（ヘコミ）を修正しました。一見きれいに直っていますが、金属は一度変形すると、厳密には元に戻りません。大切に扱ってあげてくださいね。

技術料：マウスピース凹み直しで880円（税込）

ホルンのロータリーを分解し、洗浄しました。ロータリーやケーシングに汚れが溜まると動きが悪くなったり、音量や表現のコントロールがしにくくなったりします。普段のお手入れはもちろんですが1年に1回はロータリーの調整をお勧めします。

技術料：ロータリー調整2本で9,900円（税込）

管楽器修理料金表

※上記に記載のない内容や楽器の修理も承っております。

（注意事項）

金額は参考価格となります。楽器の状態により同じ修理内容でも作業内容や手順、手間が大きく異なり、金額および納期も変わってまいります。

またご予算の範囲内での修理も可能な限り承ります。修理担当者までご相談ください。

技術者からご挨拶

草津市立老上中学校にて青木博史先生、比叡山高等学校にて山川すみ男先生の指導を受ける。大学卒業後はヤマハピアノテクニカルアカデミーにて学び、後にロマン楽器に入社しピアノ調律師として業務にあたる。音楽と関わる仕事をする内に、中学・高校で燃えた吹奏楽への情熱がよみがえり、ヤマハ管楽器テクニカルアカデミーにて管楽器リペアマンとしての技術を習得する。

現在『ピアノ調律のできる管楽器リペアマン』として楽器のメンテナンス全般を守備範囲とし、みなさんの音楽生活をサポートさせていただくことを生き甲斐としております。